BtoBのプロダクトデザイン(工業デザイン)のプロセスの一例です。詳しくはお問い合わせください。
プロダクトデザインは最終的に形と色を作ります。ですが当事務所では決して「形だけ渡して終わり」ということはしません。
その形に至るまで、その製品をとりまく様々な事情から形に繋がる道を探るプロセスは製品の価値を最大化するデザインを見つける上でとても重要ですし、形が決まってからは、実際の製品が世に出て人々の目や手に触れるまで、デザインをよりよく保つためのフォローが不可欠です。
形が決まるまでを「何を作るべきか」、その後を「どうやって実現するか」とすると、製品の特性や置かれる状況によってそのバランスは異なります。「何を作るべきか」を見つけた時点でほぼ仕事終了のような場合もありますし、むしろそこからの「どうやって実現するか」こそが大きなウエイトを占める仕事になることもあります。
代表デザイナー辻村哲也は豊富な実績から様々な業種、様々な現場を見ておりますので、その製品に最適な、成功確率の高いプロダクトデザインの工程を提案します。またツジムラデザインスタジオでは、辻村がヒアリングからコンセプト立案、最終的な量産フォローまで一貫して担当、プロジェクトに伴走することで、ズレのない意思疎通、素早い意思決定とアクションが可能で、高いデザインクオリティを実現します。
以下で説明しているデザインプロセスは、内部メカや機構部品が入っている、家電などの機器の製品デザインを想定した例です。プロダクトのジャンルや特性、ご予算、開発期間などによって最適な内容は異なります。詳しくはお問い合わせください。業務内容を提案し、合意のもとに決定した後に、実際の作業に入ります。
プロダクトデザイン事務所、ツジムラデザインスタジオのデザインプロセス(業務内容)
phase 0 : お問い合わせ〜デザイン業務提案・お見積もり

新製品開発のために製品デザイン制作会社、製品デザインの依頼先・外注先・発注先をご検討でしたら、まずはお問い合わせください。その際、製品の概要(用途、ユーザ、価格、競合、製品の概略サイズ、予算やスケジュール感など)をお知らせいただけるとスムーズです。オンラインまたは対面でヒアリングし、その情報に基づいてプロジェクトに最適な業務内容とそのお見積もりをお出しします。

このフェーズまでは現在のところ費用をいただいておりません。
費用の概略についてはFAQページをご覧ください
プロダクトデザイン事務所、ツジムラデザインスタジオの業務提案書の例
ご提案書の例(クリックで拡大します)​​​​​​​
phase 1 : 調査・コンセプト

製品とそのユーザの特性、使用されるシーン、そこで生まれる思いと価値、市場や競合の動向、御社の個性などを知り、製品デザイン的視点から分析します。 得られた知見により、本プロジェクトで何をすべきか(すべきでないか)を考察し、デザインコンセプトを立案します。そしてそのコンセプトにふさわしい、プロダクトデザイン表現のトーン(デザインテイスト)の方向性を絞ります。
このフェーズを始めるために必要な情報
・製品の詳細情報
・市場や競合の既知の情報

作業内容(例)
●デザイン市場調査、分析
●ユーザインタビュー/使用シーンの観察など
●ターゲットユーザ/使用シーンの設定、シナリオで検証など
●デザイン要件(製品デザインで何をすべきかすべきでないか)の明確化
●商品デザインコンセプト立案
●デザイン表現テイスト (トーン & マナー) の設定 etc.

アウトプット(提出物)
上記をまとめたコンセプト資料

デザインコンセプトが製品開発全体の方向性に影響する場合もありますので、早い段階でプロジェクトにデザイン的視点を加えることで全体での効率と精度が上がることも多いです。(進行状況によっては提案の幅が限られる場合もあります)
プロダクトデザイン事務所、ツジムラデザインスタジオのデザインコンセプト資料の例
コンセプト資料の例(クリックで拡大します)
phase 2 : 基本デザイン

コンセプトにそって、具体的なスタイリング(造形)に落とし込みます。
またラフな模型で使い勝手やスケール感、身体や使用環境との整合性などを検証します。
これを複数案提案し、協議の上で方向性を絞ります。
このフェーズを始めるために必要な情報
・ラフな設計データ(内部部品・機構の概略など、大きさや構造がわかるもの)DXF、STPファイルなど
作業内容(例)
●デザインスケッチ
●ラフモックアップ (3Dプリンタなどでの簡易試作)作製
●ユーザテスト
アウトプット(提出物)
・デザインスケッチ(複数案)
・ラフモックアップ

この段階でプロダクトデザイナー(辻村)が設計者様と直接やりとりし、設計の意図、デザインの意図などを意思疎通をしておくと、その後がスムーズかつ製品のクオリティが上がることが多いです。

必要に応じて、この段階で3Dモデリングをし、レンダリングをスケッチとすることも可能です。
プロダクトデザイン事務所、ツジムラデザインスタジオのデザインスケッチの例
プロダクトデザイン事務所、ツジムラデザインスタジオのデザインスケッチの例
ラフスケッチ、デザインスケッチの例(クリックで拡大します)
phase 3 : 詳細デザイン

決定した方向にそって、製造、製品化への条件を考慮に入れ詳細な形状を詰めます。
このフェーズを始めるために必要な情報
・決定した基本デザインを反映させた設計データ(STPファイルなど)
作業内容(例)
●デザインスケッチ修正
●デザイン図面/形状3Dデータ作成
●デザインモックアップ作製
●デザイン仕様書作成
●グラフィック用版下データ作製
アウトプット(提出物)
・修正デザインスケッチ
・外観3Dデータ(.stp)
・版下データ
・デザイン仕様書、指示書など
ここでも設計サイドとデザイナーが直接やりとりすることで、設計上問題がある場合の代替案の提案などがスムーズにてきます。
プロダクトデザイン事務所、ツジムラデザインスタジオの3Dデータ作成の例
3Dデータの例(クリックで拡大します)
phase 4 : デザインフォロー

製品化にともなう設計/生産サイドとの折衝をし、最終的な製品のデザインクオリティの確保・向上に努めます。
設計者様とデザイナーが直接やりとりすることで、お互いの意図を汲み取り、素早く適切な調整が可能になります。

●設計、製造、生産に関する打ち合せ参加
●図面/外観3Dデータ修正 
●各種現場立ち会い etc.